コスモス成年後見秋田の入会前研修(4)
9:30からユースパルで開催されたコスモス成年後見秋田の入会前研修(4)に出席しました。
今日は、成年後見人としての経験談、成年後見制度利用促進基本計画について、認知症という病気を理解し認知症の方を支える方法などを研修しました。
「成年後見人としての経験談」の講義は、講師のリアルな実務経験の内容であり、とても勉強になりました。
また、秋田支部会員による講義は、秋田県内の実務経験の事例を教えていただき、やはりとても勉強になりました。
成年被後見人ご本人及びその家族・関係者はもちろん、さらに後見業務の周りの方々とも、コミュニケーションを良くして
信頼関係を構築していくことが必要であり、結構大変な業務だと認識を新たにいたしました。
認知症については、亡くなった母がアルツハイマー型認知症でしたので、知っていたつもり???でしたが、
今回学んで、認知症という病気をしっかり理解して母に接していなかったと後悔しております。
認知症の方は「独自の世界の中で生きている」という説明がありましたが、そうなんですよね。そのことが今よくわかりました。
母は亡くなるまで私のことを息子とわかってくれていたのですが、まるで「夢の世界の中にいる」ようなことも言いました。
母は徘徊、モノを盗られたというようなことは言わなかったのですが、空想的な物語を話すことがよくありました。
家族として私は母の話に「そうではない」と否定したことが思い出されます。
グループホームの方からなるべく否定はしないでくださいと言われていたんですが、
どうしても家族としては「お母さん何を言ってるの?そんなことは無い」と否定してしまうのです・・・
認知症は誰でも将来なりうる可能性がある病気です。明日は我が身である・・・と私は思っております。
将来、認知症のことをよく理解した、認知症の方を親身に支える成年後見人を目指したいと思います。